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後ろ向きやら前向きやら。

・なんと言うか、生きていると、絶望的な状況に陥ることと言うのがどうしてもあって、そういう状況になると、自分の周りには希望がまるで無いんじゃないかと思うことがあったりします。
 けれど、希望と言うヤツは確実に一つはそこにあるのだと思うのです。ただ、それに気付くかどうかはまた別の話で、気付いたところでその希望にどの程度の力があるのかも、また別の話しな訳で。
 全く存在しないと思っていた希望が、やっとの思いで見つかったところで、その希望には、厳しい状況を変えてくれるほどの力が無くて、なんだよもう、とか思う事だって、普通にあるんだけれど、希望がある、と言うことはそれ自体がそれこそ希望な訳で、希望、なんて物が存在する意味は、それだけでいいんじゃないかと思ったりするのです。
 
 全く先の見えない状況に追い込まれている時は周りが見えなくて、とにかく希望にすがりつきたくなるのです。
 その結果がどうなるのか、なんてことは計算できないし、計算したところで正解に辿り着ける訳もなく、未来に続く道を明るく照らしてくれる確証が無くても、それ以外に取れる手段もない訳で、嘘の道を教えられる事だってあるんだろうけれど、それだって希望の方は悪気が無いかもしれない。結局は自分の責任なのだと思う。
 事前に自分で道を作る準備をしておければ、もちろんそれが一番いいのだけれど、絶望的な状況と言うのは、準備期間を与えてくれるほど優しくはないし。
  
 そう考えると、世の中にはやっぱり希望が無いんじゃないかと思ったりもするんだけれども、希望があると考えることそれ自体にはちゃんと意味が存在してて、すがる物がある、と言うことはそれだけで崩れそうな心に折れにくい柱をすえつけてくれる筈で、たとえその希望が力の無い、役に立たない希望でも、僅かでも心を補強してくれるのならば、そのために希望は存在しているのだと思う。

 つまりは、世の中に希望が無いことなんて本当はわかっていても、あると信じていれば、少しだけ生きていくのが楽になるから、信じていればそれでいいさ、と言う、前向きなんだか後ろ向きなんだかわからない話なわけです。 


 
            終り。 ・・・なんでこんな文書いたんだろ?

              ネタの無い金曜日だからかな・・・?

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