・そんな訳で、「ヱブァンゲヲン新劇場版:序」を観て来ました。
微妙にネタバレがあるかもしれませんのでご注意を。
いや~・・・・・・もうね、何と言うか・・・・凄いぞ・・・!
なんだかよく解らないのですが、ボロボロ泣きました。
いや、別に泣くような事は何も無いのですけれどもね。
流れは基本的にテレビシリーズと同じなので、「知っている話」なのですよ。
そして、テレビシリーズの同じ場面を見て泣いたことは一度も無いです。
なのに、ダメでした。
ボロボロボロボロ涙が零れて来ました。
色々な意味で、「シンジが闘っている」場面は例外無く泣いていた気がします。
ヤシマ作戦の場面なんて、途中から泣きっぱなし。
・・・とは言え、これは多分、単純にストーリーに感動しているのとは違う気がします。
もちろんそう言う側面も有るのですが、それ以上にこう・・・・・・様々な「思い」が、そう言う形でしか外へ出せなかった、というだけで。
自分以外は全然泣いてなかったですし(笑
ここから先、長い余談です。
本編の感想だけを読みたい方は、ちょっと飛ばして下の方へどうぞ。
・・・・・・・「エヴァ」放送当時、自分はまさに14歳の中学生でした。
学校へまともに行っていない、いわゆる登校拒否児で、幼さ故の愚かさで、大人や世の中や色々な仕組みに納得できなくて、かと言って反発して不良になるでもなく、ただ惰性に流される事さえも叶わず、何も出来ずに立ち止まるだけの無力なガキでした。
そんな自分がエヴァにハマったのは、有る意味自然な流れだったような気もします。
この作品の面白さが、セリフの一つ一つが、心を侵食していくのはあっと言う間でした。
作品に癒された気さえします。
けれど、それが癒しで有ると同時に傷であり痛みでも有ったと、後に気づく訳ですが。
毎週放送が楽しみで、ビデオが発売されればすぐに買いに行きました。
当時の自分にとっては、月の小遣いを全部使わなければ買えない高額商品でしたが、それすらも苦痛じゃなくて、むしろ幸福で。
これは別に気取って斜めから言っている訳ではなく、世の中を蹂躙した「エヴァブーム」とは、少し一線引いた位置に居たというか、そこにはどっぷり乗り切れなかった自分ですが、それでも、当時の「熱」の様なものは今でも自分の中に有って、この作品を「特別」だと思う気持ちは10年以上経った今でも消えていなくて。
なんかもう、そう言う諸々が全部溢れてきたような感じです。
そして、それはつまり、そんな感情の全てを浮かび上がらせる、そしてそれを受け止められる程に、作品としての出来が素晴らしかった事の証明の様な気さえします。
・・・・・なんだか、余計なことを書きすぎた気がする(笑
こっからちゃんとした感想!
TVシリーズの映像は一切使っていない、と言う話は聞いていましたが、それを聞いていなかったら、少しは使いまわしも有るのでは?と思うくらいに、見たことある構図と絵達でした。
もちろん、細かい違いや、大きな演出の違いなどは随所にありますけれどもね。
とにかくアクションは圧倒的に格好良くなってました!
帰宅してから、思わず見直したテレビシリーズの1話が凄まじくしょぼい映像に思えるほどに。
街が戦闘形態になる場面とかもう・・・・たまらんですよ!
ガトリングガンも!
後は、海が赤くなっていたり、LCLの色も赤っぽくなってましたし、最初の電話の声(の他にも色々)が大原 さやかさんだったりと色々細かい変化も。
車ごとエレベーター(エスカレーター?)に乗って地下に降りるシーンで、エレベーターがちょっと揺れてたりとかもしました。
あと、シンジがミサトに渡される「ようこそNerv江」って本の後ろにバーコードが付いてたのは、「売ってんのかよ!」と心の中で思わずツッコミを(笑
いやまあ、バーコードで管理しているのかもですが。
ペンペンの部屋が!(笑
この辺りの細かい変化は、当時から何度も何度も繰り返し、細かい所まで憶えてるほどに観ているからこそ楽しめる部分かと。
リアルエヴァ世代の特権ですよ。
そして、3DCGが多様されてたのも印象的でした。
しかもまたこれが良い感じなのですよ!
当時は表現し切れなかった部分が形になったような印象。
さらには、モニターに表示される文章や文字、その切り替えのタイミング、それはもうツボ過ぎました!
だがしかし!
なによりも後半ですよ!
ヤシマ作戦に入ってからの映像の凄まじさ!
作画の美麗さ!動きの良さ!
演出の凄まじさ!セリフの切れ味!
全てが完璧っっっ!
もう、痺れまくりですよ!
まあ、細かいことは書きませんが、とにかく最高っ!
また使徒の動きがコレ!
信じられないくらいにカッコイイッッッツ!
さらには、あの予告ですよ!
この間、某TV番組で緒方 恵美さんが、「二作目からはTVシリーズと全然違う話になるらしい」という事を仰っていた意味がようやく解りました・・・・。
なにそれ!
誰これ!
何だそれ!
そんな感じでした。
絶対に見逃してはダメです。
今日も、一人だけEDのスタッフロールで席立ってた方が居ましたが、大損です。
もったいない・・・・と心の中で思ったのでした。
あとはもう、久々に聞いた緒方さんのシンジ演技が心に刺さる刺さる。
あの頃、初めて声優さんに対して尊敬の念を抱いた事を思い出しました。
他に個人的なツボとしては、ミサトさんの新しい場面の新しいセリフで「お尻が冷えちゃうわよ」みたいなセリフが有ったのですが、それの言い方が絶妙!
三石さんの演技ホントに好きです!
作画的には、作監に松原 秀典さんが居たのを観て、確かにそんな感じの絵が有ったなぁ・・・と。
しかし凄いメンツですね・・・黄瀬 和哉さんに、奥田 淳さんに、もりやまゆうじ さんですよ・・・。
さらにはメカ作監は本田 雄さんですし。
これで出来が悪かったら嘘だと言うほどの、万全っぷり!
素晴らしき。
・・・しかしアレですね、最後まで見て思ったのですが、最初の頃の「観た事の有る場面や絵」は、意識的にそうしたのかも?とか。
最初は、「以前との違い」の様なものを少しずつ意識させる雰囲気の作りだったのですが、途中から徐々に新しく追加された場面が増えて行き、ヤシマ作戦に入る辺りからは、完全に新作を見ている感覚に!
さらに、最後の最後で「彼」を出す事によって、「展開」さえも以前とは違う!と言うのを見せつける。
そういう計算だった気がします。
そう言う意味でこの作品はまさに「序」だなぁ・・・と。
以前の「エヴァ」から、新しい「ヱヴァ」へと見ている人間の意識を変える、その序章。
充分過ぎるほどに、楽しませて頂きました!
・・・・ただ凹むのは、パンフレットが売り切れで買えなかった事ですよ・・・・。
これは辛い・・・正直、この文章書きながらも、パンフレットが無いので思い出すのが大変でした・・・。

まあ、劇場に置いてあった「映画公開記念ガチャガチャ」をやったら、一発で綾波(制服)が出たのは幸運でしたし、(思わず写真をUP→)観終わって帰る時に自転車にカギを付けっ放しだった事に気付いたけれど盗まれてなかったりしたので、トントンだと思うことにします(笑
と思ったら、公式ブログにこんな記事が。
そうかぁ・・・・じゃあ、来週くらいにもう一回劇場覗いて見ます。
ついでにもう一回見ようかな・・・?
近所で唯一の映画館「富士シネ・プレーゴ」は、月曜日がメンズデーだそうで、今回も1000円で観れたので、来週の月曜日にでも。
そんな感じで終了です。
・・・・あ、宇多田ヒカルさんの歌に関しては、「・・・・これはエヴァだろうか」とちょっと思いましたとさ。
歌自体が良い悪いの話とは別で。
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・今日買った物。
『週刊少年ジャンプ』 40号
「ネウロ」の展開が凄い事に!
アニメの方はキャストが発表になって良い感じ。
基本ドラマCDと同じの様子なので、アヤ・エイジアは是非に大原 さやかさんでお願いします。
あとは「スケットダンス」の「何で目の前に猫の絵4枚あんねん!!」と言うツッコミがツボでした(笑
金未来杯5作目は『不恋愛戦隊ハヤタ★ジョー』。
・・・うむ!エロいな!(笑
ギャグもわりと好きでしたし、面白かったのではないかと。
良い意味で軽く読める作品としてかなり良い出来だったと思います。
こういうのも有り!って事で。
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・アニメ一言感想。(ネタバレあり
『もえたん』 9話
ちょっとほんわかする良い話でした。
すみ は見事なまでにツンデレですね(笑
『らき☆すた』 22話
「こなたvs開かない菓子袋」「こなたvs蚊」の場面は凄い好きな動きでした!
その後のしんみりはズルイ!泣きますってアレは!
『エル・カザド』 23話
ここまで来ると、L.Aを応援したくなる(笑
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・「エヴァ」の感想は上手くまとめられなかったなぁ・・・・反省。
まあ、それだけ特別な作品だと言う事で。
どうかご勘弁を。
それでは、本日はこれにて・・・。