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『魍魎の匣』最終回・・・・・!!

・今日語りたいアニメ。(ネタバレあり


『魍魎の匣』 13話 最終回
 「加菜子を見たんだな、匣に入った」
 匣を持っていたのは雨宮でしたか・・・!

 そんな中、平凡な幸せを望む陽子の言葉が沁みます・・・・!

 「最初のバラバラ事件!あれは加菜子のものだったのか!」
 ・・・・・・そうか・・・つまり、加菜子が生きている間に、「バラバラ殺人」が一つ生まれてしまったのか・・・。

 実際は誰も死んでいないのに。

 それがかなり話をややこしくしましたね・・・。

 そして、壊れてしまった雨宮。
 
 ・・・・・それは確かに愛だったけれど、あまりにも愚かで。
 ――――けれど、だからこそそれは本物の愛であったのかもなぁ・・・とか。

 簡単に、壊れてしまえるほどに―――。

 「あの小説は、全部本当の事だったのか!」

 ・・・まあ確かに、そんなものを見てしまったら、何かが狂ってしまっても栓無き事かと。

 首だけで生きている・・・なんて。
 
 「心肺は機能していた、一日くらいは生きている」
 あの匣にも、多少の心肺補助装置的なモノが付いていると考える方が妥当ですよね。
 で、本来はその一日の間に、別の方法でその首を「生かす」はずだった・・・と。

 「ああ!生きている!なんだかひどく、男が羨ましくなってしまった!」
 ただ、何も事情を知らない久保からしたら、どうにかすれば、匣の中で少女の首を「生かす」事が出来る、としか思えない訳で。

 それが結果として、久保を凶行に走らせる結果になってしまった・・・。

 さらに、最終的には、自分が匣になる事を望んだ。
 病的なまでに「隙間を埋める」事にこだわっていた男は、自分を犠牲にしてでも、その「隙間」を―――。

 そして・・・・・「加菜子は父の子なのです!」
 ・・・・・・・・・・・!!!
 それは・・・・・・・重すぎる・・・!!

 特に木場にとっては・・・。
 
 それはそれとして。

 美馬坂の思考、思想は、やっぱりどこかずれているよなぁ・・・・なんて。
 確かに、「生きている」と言う事は、それだけで大変なことだし、意義のある事だと思う・・・のだけれども・・・なんか違うんですよねぇ・・・。
 けど、じゃあたとえば自分の大切な人が死にそうで、この方法なら助かる、と言われた時に、それを払い除けて、「それなら死んだ方がましだ」と言えるか・・・と考えると・・・・・・・・う~ん・・・難しいです。
 どんな形でも、生きていて欲しい、そう思ってしまう可能性を否定できない自分が居ます。

 「脳は鏡だ!機械に繋がれた脳が生みだすのは機械の意識だ!」
 
 その言葉は、確かに一瞬信じてしまう力が有りました。
 その「呪(しゅ)」、望んでかけられましょう。

 ここで匣の中身を見ようとした関口の気持ちはなんか解るなぁ・・・。
 何人もの人間を狂わせるだけの力を、魅力を、魔力を持ったそれを、一目見たい。
 そんな欲求もまた当然のようにさえ思います。

 そんな中、榎木津が人知れずナイスプレイ。

 ―――――そして、事件は決着へ。
 
 「この人が父をかみ殺しました。この人を私が殺しました」

 誰も、誰ひとりも幸せにせずに。

 ・・・・・・・・で、なぜそこに花火が?
 これは単純に、イメージ映像的な演出だと思うべき?
 けど、美馬坂と陽子が屋上へ逃げたって事は、それを使って何かしようとしてたとか?
 ・・・・いや、あれだけ雨降ってるのに花火上がってますしね。
 やっぱりイメージ的な事かと。

 木場の「悪者、御用じゃ」はなんかウルウルとしてしまいました。


 これで終わりかと思っていた所に――――

 「真っ黒い干物みたいなのが入ってた」

 ・・・・・ぞくぅ・・・!と、背筋に寒いモノが走りました。

 人をやめて、幸せに・・・か。 

 「それでも、私はなんだかひどく、男が羨ましくなってしまった」

 その言葉にどこか、頷いてしまいそうになる自分も居て――――

 
 ・・・・・・・・・いやまあしかし・・・・凄かったです・・・・!!

 毎回良い出来でしたが、この最終回は特に、作画的にも心底素晴らしく美麗で、魅せ方も華が有って、ストーリーは、全ての出来事が一本の線にまとまっていく心地良さと、予想もしなかった展開への驚きと。
 さらに、声優さん達の演技も極上で、本当に、心を持って行かれんばかりに惹きつけられました!

 完っっ全に!

 面白かったです!

 可能ならば同じスタッフ陣で、他の京極作品もアニメ化して欲しいです!
 「姑獲鳥の夏 」とか!

 ともかく、お疲れ様でした!
 大好きでした!

 最後なので、原作へもリンク。

 
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・一言感想。

『地獄少女 三鼎』 13話
 まさかそんな展開になるとは・・・酷い・・・酷いやっ!
 けれど、素晴らしく良い出来でした!


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・「ワンナウツ」13話はお休みでした。


・今日・・・と言うか昨日は年末らしく、大掃除をしました。

 けれど終わらず、今日も続きです。
 大晦日なのに・・・。

 まあ、やりますけれどね!

 と、年末らしいことを言ってみる。


・今、TVでは「グレンラガン」の再放送で8話を放送してます。

 ・・・・カミナの最後です・・・。

 と言う訳で、これを書き終えてじっくり見ます。

 また泣きます。


・と言う訳で、これが今年最後の更新です。

 今年一年間、駄文へのお付きあい、ありがとうございました。

 よろしければ、来年もよろしくお願いします。

 出来る限り、読む価値のある文章を書くことを心がけますので。

 では、良いお年を・・・!

      また来年、お会いしましょう。

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