・って訳で、見てきました!
完全に、ネタバレありで感想書きますので、知りたくない人はスルーして、映画見てから読んでいただければ嬉しいです。
けどまあ、最初にちょっとだけ、ネタバレ無しで、興味を喚起する感じの感想を。
最初の30分くらいは、「凄い!」と「なんだこれ?」の繰り返しです。
ほぼ、その二つで占められています。
ただ、とある女子の新キャラに関しては、「マジで!?」と「可愛い」が加わりますが(笑
そしてカヲル君、BLが過ぎるよカヲル君(笑
TVシリーズでもそんな雰囲気ありましたけど、さらに増し増し!
カヲル君の色気がハンパ無いです。
思わせぶりなセリフも多いですしね!
というか、あの流れであんな感じだったら、自分でも惚れてしまうわ、というくらいの素敵っぷりでした。
あと作画的には、総作監は本田雄さんですけど、作画監督が林 明美さんと井上俊之さんなので、林さんらしい綺麗な線と、井上さんらしい表情の崩しかたやダイナミックな動きが別の魅力で混在してて面白いです。
まあそもそも、原画陣が凄過ぎる、という話なのですが!
劇場版作品でキャラデザや作監でも全然不思議じゃない人たちがずらりと並んだ原画陣は、名前見てるだけでなんかニヤニヤするレベルです。
・・……と、まあネタバレ無しはこんな所です。
こっから先、ガッツリネタバレします!
未見の方は、御注意を。
完全に、知らないで見た方が面白いですから、読まない事をお勧めします!
あ、あと。
世界観の考察みたいな事はほぼしません。
思う所はありますが、予想してしまうと当たっても外れてもつまらない気がするので、謎の解明は素直に完結編を待ちます。
そこでも解明されない部分に関しては、その時また考察と言うか、ヒントを元に紐解こうとしたいですけど、今はまだ、純粋にエンターテイメント的な感想で。
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・以下、ネタバレあり。見てしまっても責任は取りません。
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はい、と言うわけで・・……
まさかの14年後!!
ただもう最初は本当に何が起こっているのか訳がわからないまま進む訳ですが、そんな中で、可愛い新キャラが出てきて、声が沢城さんだー!とテンション上がっていたら、まさかのトウジの妹!
これはテンション上がりました。
たまに出る関西弁チックなセリフのイントネーションもまたキュート!
良いキャラです。
他にも、オペレーターの女性陣は中の人と共にツボ揃いでした。
「序」「破」にもオペレーターとして声だけでてた大原さやか さんにきっちり役が付いたのもナイスですし、伊勢茉莉也さんボイスのキャラもデザイン的に良い感じです。
男性オペレーターは、大塚明夫さんボイスが聞こえたのになんか驚きました。
パンフレット見て、なるほど「ナディア」との…と納得しましたが、なんとなく不思議な感覚でした。
にしても、シンジは前回のラストで初号機と融合?してしまって、今回14年振りに戻ってきた、という事で姿が変わってないのも納得ですが、アスカやマリが変わってないのは・・・?
「エヴァの呪い」というようなセリフが有りましたが、元々、少年少女にしか上手く動かせない、という設定は確かに有って、それが逆に、エヴァに乗る事で、大人になれず少年少女のまま成長しないようになってしまった…という事なのでしょうか?
あ、そう言えば冒頭の部分が、金曜ロードショーで公開されたのとちょっと違ってましたね。
なんか、うっすら歌声が聞こえてて、「ん?」と思っていたらマリが歌ってて、アスカが「いつまでも歌ってんじゃないわよ!」みたいな事を言ってました。
こんなの金ローのヤツに有ったかな?と思っていたのですが、帰宅して確認したらやっぱ無かったです。
…映画の冒頭を公開、と言っておいて劇場とは違うバージョンとか……さすがエヴァです、やってくれますよ!
それはともかく、前半でとにかくテンションが上がったのは、戦艦です!
しかも、空飛ぶ空中戦艦!!
そうか、エヴァの世界にそれは無かったな!と。
今までは、攻めてくる使徒に対しての防衛線だったら必要なかったのでしょうけど、これはもう たまらなかったです!
戦艦アクション、めちゃめちゃ格好良いです!!!
ただ、シンジに対して「何もしないで」っていうミサトさんはキツかったなぁ…。
「破」のラストで、「行きなさい!」と背中を押してくれていたのに……。
けど、それが原因でサードインパクトが起きてしまった訳だから、ミサトさん的にも複雑な思いが有るのだろうなぁ…。
ネルフへと向かうシンジの、首の装置のスイッチを押せなかったことからもそれが感じられます。
と言うか、ミサトさん達がネルフに対抗する組織を作るっていうのも凄い展開ですね……。
今回はもう、本当に「新しいエヴァ」でした。
「破」の時もそう思いましたけど、一応TVシリーズの流れを汲んでる部分はあったのに、今回は本当に全く新しい話と言っても良いくらいでした。
唯一、カヲル君と仲良くなるくだりは、ちょっとTVシリーズを踏襲してるかも?
ピアノ、という新要素はありますが。
あの予告のピアノ映像は これだったのですね(笑
まあ、シンジが急にピアノ弾けるようになったのだけはイマイチ解りませんでしたけど。…なぜ?
と思っていたら、パンフレットのインタビューで緒方恵美さんが そこをちゃんとツッコんでくれていたのでスッキリしました(笑
あと、意図的にTVシリーズと同じ構図やカット割りで見せている部分が何箇所か有るのですが、状況や環境が全然違う所に、不意に見覚えのあるカットが入ってくるのが良い感じに「面白い違和感」を生み出していて、映像や演出のアクセントになっていました。
この辺りは、リメイクならではの強みと言うか、面白さだなぁ・・・と。
そんな中で、シンジと冬月がしっかり会話をするのは凄い新鮮でした。
あの二人が、二人きりで語りあうシーンなんて想像もしてませんでしたよ。
・・・・で、後半でついに明らかになる、世界の真実。
そうか、破のラストのあの行動が、サードインパクトの引き金になっていたのですね……そりゃあ恨まれるでしょうし、何もするなって言われますよね…。
……うん、キツイなぁ……本人に責任が無いとはいえ、元凶では有るわけで。
14歳の少年がそれをどう受け止められるかと考えたら…そりゃあ、無理だよなぁ……。
さらには、「綾波を助けた結果だから」と自分を納得させたい所に、実は助けられてさえいなかった……となればもう……絶望もしますよ…!
だがしかし、ここでカヲル君ですよ!
惚れてしまう!あんな風に慰められたら、そりゃあもう惚れてしまうよ!
そんなカヲル君から、槍を抜けば世界を元に戻せるかもしれない、と言われたら、そりゃあ張り切ってしまいますよ……。
ただ、ここでふと、アスカがシンジを「ガキ」って呼んでいた理由が納得できました。
もう起こってしまった事、過ぎてしまった過去、背負ってしまった罪。
変わってしまった世界、現状。
それを受け入れられなくて、前に進む事が出来なくて、過去に戻そうと行動する。
それはさながら、「あの世界が良い!あれじゃなきゃ嫌だ、あれが欲しいんだ!」と駄々をこねる子供のよう。
そりゃあ確かに、「ガキ」ですよね。
そして始まる、エヴァvsエヴァ!
前も量産型との戦いとかはありましたけど、シンジとアスカがエヴァで本気バトルは痺れました。
そもそも、終盤の怒涛のアクションはもう見応えが有りすぎて!
ずっとゾワゾワしてましたよ!
緊張感の有る中でも、軽いノリを保ち続けるマリの存在がまた良いアクセントなんですよ。
ただ、結果的にはフォースインパクトが発動してしまう流れ。
それを食い止めるために、カヲル君が自ら命を絶つ…。
これは…シンジの立場で考えると辛すぎます……本当に絶望的な状況の中で、唯一の希望も、唯一の友達も失って、もう何を支えに生きていけばいいのか……そりゃあ、最終的にあんなふうにへにゃへにゃ にもなるってもんです。
しかしまあ、そのシンジを見捨てないで わざわざ支えて連れていく アスカがもう本当に良い子過ぎて惚れます。
最後は、歩き始める三人のチルドレン。
向かう先は果たして……。
うん、見事なまでに面白かったです!
凄まじかったです!
震えました!!
とはいえ、謎だらけ解らない事だらけなのも事実。
完結編はたぶんまた3年後とかだと思いますが、それまで色々と想像を巡らせつつ、純粋に楽しみに待ちたいです!
ん~……書きたい事はだいたい書いた…かな?
あ、そうだ、宇多田ヒカルさんのED曲も素敵でしたよ!
ではではそんな訳で、感想終わります。