「メガロボクス2」最終回とか、2021年6月29日のアニメ感想(ネタバレあり)
『NOMAD メガロボクス2』 13話 最終回
これは…最終的にゆり子さん大勝利なのでは?
ってか、最初はベスに関する不正そのものを黙ってる代わりに権利をよこせ、って話だと思ったんですけど、不具合も公表して佐久間も逮捕されたってことは、あくまでもマックに対してしたことだけを黙ってるってことなんですね。
子供の命と引き換えに実験台にしたこととか、マックタイムが危険だと知りつつ黙ってたりとか。
あくまでも「データ改ざんによる証拠隠滅」の罪で逮捕されただけだと。
まあ、マックは今となっては英雄ですから、それに対する酷い仕打ちをしていたとなればバッシングが凄まじいことになるでしょうから、そこを免れただけでも佐久間としては取引する価値があったと。
一方でゆり子さんはベスの権利を手に入れて、ちゃんと不具合を直して医療用として限定して世に出すっていうメッセージを出したことで、そこまでは白都コンツェルンの評価も下がらないでしょうし、将来的にベスで大きな利益を上げられる可能性も残した。
強いですねぇ。強い人間です。
それはそれとして、ジョーとマックの試合はサチオがおっちゃんの声に促されてタオルを投げる決着。
マックの方もマックタイムに入らずに実力を示しましたし、ジョーもパンチドランカーっぽい症状がありつつも、リング上で真っ白な灰になったりせずに日常に戻った。
どちらも、ボクサーとして死ぬみたいなことを美学とせずに、ちゃんと日常を生き続ける事の大切さ、という答えにたどり着いたのかな、と。
それこそ話としては、リングで死ぬみたいな方がよりドラマチックなのでしょうけど、2期は徹底して人としての生き方や、周りの人たちとの関係性みたいなものを描いてきた気がするので、最後に一人で死ぬよりはそっちの方がメッセージとしては正解なのかな、という気もします。
1期は本当に成り上がりストーリーと言うか、底辺のボクサーがチャンピオンに駆け上がっていくという王道の面白さだったのに対して、2期は大人の人間ドラマというか、日々を生きる事、誰かと生きる事、そしてそれを続けていくこと。そういうものを描いていたので、見方によってはちょっと地味に感じたりすることもあるかもしれないですけど、1期のようなわかりやすい面白さとも違う良質なドラマを見せてもらったな、という印象でした。
それはどっちの方が上とかじゃなくて、別の魅力もをつ話として作り上げられていたな、と。
個人的に好みとしてどっちが好き、ってのはそりゃあると思いますけど、1期は1期、2期は2期の面白さがありました。
良いものを見させていただきました。おつかれさまでした。
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・あとは……記事タイトルに「とか」って書いたものの感想1個だけでした(笑
改変期の谷間の時期ですので。
そろそろ新アニメも始まりますね、楽しみです。
ではでは、本日はこれにて。
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